静岡県富士市に世界最大級のオールLED植物工場

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東洋紡エンジニアリングの集大成

現在、東洋紡エンジニアリングが行っている事業の一つが、完全閉鎖型で稼動している植物工場です。
「富士ファーム」と呼ばれているこの施設では、オールLED照明による植物の栽培が行われています。
今後の新たな農業スタイルとしても、世界中から注目を集めています。

富士ファームの特徴は、何といっても面積の広さです。
工場全体で1852平方メートルの敷地を誇り、さまざまな植物の生産・栽培の研究が行われています。
これは世界の中でも最大級の規模だとされています。

東洋紡エンジニアリングと農業、全く関係ないように見えるこの二つ。
しかし、今後の日本において重要な役割を担っています。
その理由が、この工場で行われていることに繋がっていると言えます。

オールLED植物工場で行われていること

オールLED植物工場では、現在6種類の野菜栽培が行われています。
どれもみずみずしさが際立つ葉物野菜ばかり。
とても工場内で作られたとは思えないほどだと言えるでしょう。

富士ファームでは完全閉鎖型での生産という事もあり、葉物を害する虫の混入もないのが特徴です。
これも、屋外で栽培されている野菜とは大きく違う点だとされています。
有機栽培という名目でありながら、生で野菜を食べる安全性も確保されていると言えるでしょう。

その他にも、生産の邪魔となる雑菌の繁殖もありません。
これはLED照明ならではの特権だと言えます。
殺菌効果がある照明を使うなど、24時間体制で野菜たちを守るのが特徴です。

今後はシェアが広がる可能性も

オールLED植物工場で作られた野菜は、他の生産地で作られたものと、何ら変わらないものばかりです。
むしろ、新鮮さが際立つ部分も多いため、今後はシェアが広がる可能性もあるでしょう。
安定した生産供給が行えるようになれば、1年中安価で野菜を購入できる時代が訪れるかもしれません。

今回取り上げた富士ファームでは、太陽光などの再生可能エネルギーも活用されています。
地球に優しい野菜栽培ということもあり、今後は生産地も拡大される可能性もあるでしょう。
今まで野菜が作れないと思われていた場所でも、美味しい食べ物が作れる時代が来るかもしれません。

現在富士ファームで作られている野菜は、地元や東京都内などに出荷されています。
日本国内に住む人は、近々お目にかかれる瞬間が訪れることでしょう。
それ以外にも、海外への販売も行われています。

植物工場の種類

植物工場と呼ばれるものには、2つの種類があります。
一つは太陽光を使った生産方法です。
もう一つは、今回ご紹介したLED照明によるものになります。

太陽光を使った生産方法は、導入・維持コストが少ないのが特徴です。
しかし、天候などにも左右されてしまうため、安定した生産性は見込めないデメリットもあります。

その反面、富士ファームのように、LED照明のみで野菜が作れる工場というのは非常に画期的だとされています。
再生可能エネルギーにより、電気の無い場所でも生産が可能であるのが特徴です。